最近話題のサスティナブルファッション。
海外で有名なブランドをまとめました。
- 1 【1】最近話題のサスティナブルファッション
- 2 【2】海外で有名なサスティナブルブランド
- 2.1 1.Stella McCartney(ステラマッカートニー)
- 2.2 2.People Tree(ピープル ツリー)
- 2.3 3.Alternative(オルタナティヴ)
- 2.4 4.PACT(パクト)
- 2.5 5.Everlane(エバーレーン)
- 2.6 6.Reformation(リフォーメーション)
- 2.7 7.Levi’s(リーバイス)
- 2.8 8.Eileen Fisher(アイリーンフィッシャー)
- 2.9 9.Amour Vert(アモーレ ベート)
- 2.10 10.Patagonia(パタゴニア)
- 2.11 11.Manduka(マンドゥカ)
- 2.12 12.Nisolo(Nisolo)
- 2.13 13.Mara Hoffman(マラ ホフマン)
- 2.14 14.Girlfriend Collective(ガールフレンドコレクティブ)
- 2.15 15.NINETY PERCENT(ナイティーパーセント)
- 2.16 16.Columbia(コロンビア)
- 2.17 17.VEJA(ヴェジャ)
- 2.18 18.ETICA(エチカ)
- 2.19 19.J.Crew(ジェイクルー)
- 2.20 20.Madewell(メイドウェル)
- 3 【3】まとめ
【1】最近話題のサスティナブルファッション
最近、「サスティナブルファッション」とよく耳にするようになりましたね。
サスティナブルとは、「環境、人権、平和に配慮すること」です。
環境問題や労働問題の一因を担っているファッション。
素材や配慮されたブランドの服を着ることで、地球と人にやさしくする大事なことです。
海外では既に多くのブランドがサスティナブルを掲げています。
そこで、海外で有名なサスティナブルなブランドと、そのブランドがどのようにサスティナブルであるかをまとめました。
サスティナブル関連の言葉が多く出るので、先にこちら↓でサスティナブルの詳細についてご確認頂くことをオススメします!
「サスティナブルファッション」とは何か、どういうことがその条件になるのか、まとめました。
【2】海外で有名なサスティナブルブランド
1.Stella McCartney(ステラマッカートニー)
元ビートルズのポール・マッカートニーの次女、ステラ・マッカートニーにが立ち上げたブランド。
サスティナブルと言えばステラマッカートニーを連想する人も多く、創設時からサスティナブルな製品を提供しています。
レザーの代替品として、ポリエステルやポリウレタンを原料とした合成素材の使用や、リサイクル素材の使用。
そして生産工程の廃材を使用した再生カシミア「Re.Verso™」の使用など、ファッション業界のサスティナブルを牽引する存在です。
(画像出典:ファッションプレス)
取扱い:メンズ/レディース/バッグ/アクセサリー/シューズ/雑貨
2.People Tree(ピープル ツリー)
設立から約30年、生産パートナーにも目を向け、公正な環境作りに務めています。
また、オーガニックコットンや、発ガン性物質を含まないアゾフリー染料、
生物分解されないポリ塩化ビニルを含まない顔料の使用など、環境にも配慮した生産を行っています。
発展途上国の農村地域の職人に仕事を提供するため、ハンドクラフトによるウェア作りも。
日本にも同様のサスティナブルウェアを取扱う姉妹企業があります。
取扱い:メンズ/レディース/ベビー/バッグ/アクセサリー/雑貨
3.Alternative(オルタナティヴ)
アメリカ発祥のサスティナブルブランド。
オーガニックコットンやリサイクルコットン、リサイクルポリエステル、ヘンプ混などのサスティナブル素材に使用し
低影響染料を使用した生産やエコ包装など、素材以外にも環境へ配慮しています。
また、材料調達元の工場は厳格な倫理基準をもとに生産を行っており、人権にも配慮のあるブランドです。
ベーシックなデザインのウェアは、ミニマル&スローファッションにピッタリ。
取扱い:メンズ/レディース/キッズ/バッグ/アクセサリー/シューズ/雑貨
4.PACT(パクト)
ロハスの発祥地と呼ばれる、コロラド州ボルダーに拠点を置くブランド。
このブランドのコットン製品はすべてGOTS認証を受けており、きちんとしたオーガニックな生産を行っています。
また、アメリカのフェアトレード工場認定を受け、賃金や労働条件などの倫理的要因にも注力しています。
コットンを使用した製品はソフトで着心地がよく、デザインもシンプルなので流行り廃りのないウェアです。
(画像出典:PACT)
取扱い:メンズ/レディース/キッズ/ベビー
5.Everlane(エバーレーン)
アメリカのサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスなどに店舗を展開しているブランド。
エバーレーンは企業の透明性、倫理観について重点をおいているブランドです。
材料費や輸送費、人件費などを公開することで消費者への透明性を見せています。
環境配慮素材の使用は現在ないようですが、「Less really is better(少ないほどいい)」という言葉を掲げており、長持ちするシンプルなウェア、ミニマル化しやすいデザインを提供しています。
(画像出典:Everlane)
取扱い:メンズ/レディース/バッグ/シューズ/雑貨
6.Reformation(リフォーメーション)
アメリカロサンゼルスに本社を置き、アメリカ各地からカナダ、イギリスにまで店舗を展開するブランド。
このブランドはファッションの環境への影響は素材が大きいものとし、独自の基準(Ref standard)によって環境への影響を公開しています。
公式オンラインショップでは、そのアイテムはそれだけの資源を節約できたのか確認することが出来ます。
デザインはオシャレでかわいいアイテムが多く、サスティナブルとは思えないようなウェアばかりです。
(画像出典:Reformation)
取扱い:レディース/ブライダル/シューズ/雑貨
7.Levi’s(リーバイス)
誰もが知ってる、デニムを代表するブランド、リーバイス。
デニムを1本製作するための綿の栽培から染色、仕上げまでに必要な水は約7500リットルとされています。(出典:CALCULATOR)
リーバイスは製品を作る上で、可能な限り水を節約する取組みをしています。
また、サスティナビリティとして表明しているのは水のみならず、原料調達の児童労働やサプライチェーンの労働条件、化学物質排出や素材への取組みなど多岐に渡ります。
取扱い:メンズ/レディース/キッズ/雑貨
8.Eileen Fisher(アイリーンフィッシャー)
(画像出典:Eileen Fisher)
アメリカ発のブランドで、カナダやイギリスにも出店しています。
サスティナビリティに注力しているこのブランドは、オーガニックコットンやリヨセル、リサイクル素材など環境配慮素材を積極的に使用しています。
また、リサイクルプログラムも運用しており、消費者は使用済みのアイリーンフィッシャーの服を5ドルのギフト券と引き換えに寄付し、同社が寄付された服をクリーニング後に再販します。
環境配慮の素材の使用や、特に女性の人権について声明を発表しているサスティナブルブランドです。
取扱い:レディース/シューズ/雑貨
9.Amour Vert(アモーレ ベート)
(画像出典:Amour Vert)
アメリカサンフランシスコのブランド。
無駄な廃棄物削除のため限られた量の生産をしており、数キロメートル内の工場で現地生産しています。
現地生産のため工場の労働条件や待遇もチェックし、人権を配慮されています。
また、オーガニックコットンやテンセル™などのエコ素材も使用している他、Tシャツが購入されるごとに植林をする活動など、環境にも配慮が窺えるブランドです。
取扱い:レディース/シューズ/アクセサリー/雑貨
10.Patagonia(パタゴニア)
日本でもサスティナブルブランドとして認知が高い、アウトドアブランド。
オーガニックコットンやリサイクル素材などの各種エコ素材を使用し、さらにテクノロジーによる長持ちさせやすいアイテム開発やケアの簡略化がされているサスティナビリティ。
そしてエネルギーや排水についても公開しており、企業透明性も非常に高いです。
中古のパタゴニア製品を下取りして新たな製品に作り直すアップサイクルプロジェクトの実施(WORNWEAR)や、売上の1%を寄付するなど、環境保持のための活動も多岐に渡っています。
取扱い:メンズ/レディース/キッズ/ベビー/バッグ/雑貨
11.Manduka(マンドゥカ)
ヨガを楽しむ方には「最後にたどり着く究極のヨガマット」として日本でも広く知られている、アメリカLA発のヨガブランド。
マンドゥカは素材でサスティナビリティを追求しており、オーガニックコットン、テンセル、ヘンプなどのサスティナブル素材をしている他、
リサイクル素材も積極的に使用しています。
サスティナブル素材を使用しても、ヨガに重要な速乾性や通気性などの機能を妨げないクオリティ&デザイン。
2016年からアパレルラインもスタートし、ヨガのみならず、サスティナブルなフィットネスウェアを代表するブランドです。
取扱い:メンズ/レディース/ヨガグッズ
12.Nisolo(Nisolo)
(画像出典:Nisolo)
アメリカテネシー州のブランドで、アメリカ、ペルー、メキシコ、ケニアに事業展開しています。
これらの工場に対して、地域の最低賃金を調査し、公正な賃金を提供すること、またそれを公開する企業透明性を掲げています。
また、ボランティア団体のEcosphereと協力し、環境保全のための森林保護プロジェクトも推進。
NPO法人のSoles4Soulsを通じて、使用済みのシューズを再配布や寄付する活動も行い、人権と環境に配慮した生産を行っています。
取扱い:レディースシューズ/メンズシューズ/アクセサリー/バッグ/雑貨
13.Mara Hoffman(マラ ホフマン)
(画像出典:Mara Hoffman)
レディース水着を多く展開する、ニューヨークのブランド。
定期的な工場見学や、ペルーの地元コミュニティー開発と職人の独立に尽力する組織、Art Atlasとの連携により人権に配慮しています。
素材についても、リサイクル繊維やオーガニック繊維を優先し、天然皮革や羽毛を使用しないことを明言しています。
テンセルや麻など、サスティナブル素材を数多く使用し、水着については100%リサイクル素材で製造しているブランドです。
取扱い:レディース/水着
14.Girlfriend Collective(ガールフレンドコレクティブ)
(画像出典:Girlfriend Collective)
アメリカを拠点とするアクティブウェアブランドで、ブランド発足当時に最初に掲げた目標が「企業透明性」。
ウェアの素材にサスティナブルな素材を使用する他、包装もリサイクル素材を使用しています。
就労環境評価の国際規格であるSA8000認定工場で製造を行い、労働環境もサスティナブルであることを掲げています。
サスティナブルなブランドとして、VOGUE(出典:VOGUE)にも取り上げられたブランドです。
取扱い:レディース
15.NINETY PERCENT(ナイティーパーセント)
(画像出典:NINETY PERCENT)
「慈善活動とコレクションの実施者との間で、分配可能な利益の90%を分配する」というコンセプトで生まれたロンドンのレディースウェアブランド。
衣服のタグに独自のコードを記載し、そのコードを当ブランドのサイトで入力することで
消費者が何に対して支援するかを投票できるという、ユニークなブランド。
貧困にある女性や子供の支援、環境保護など、5つの選択肢から投票することができます。
素材についての明言はしていませんが、オーガニックコットンやテンセルなどのサスティナブル素材の使用が多く見られます。
取扱い:レディース
16.Columbia(コロンビア)
(画像出典:Columbia)
日本でも高機能なアウトドアブランドとして有名な、コロンビア。
サプライチェーンの半数以上がBluesign®(環境、健康および生産面での安全性に加え、生産現場における資源効率の認証証明)を受けているとされています。
森林資源の循環利用の推進プロジェクトや山岳環境保全のための基金など、環境保護のための活動を行い
製造業務基準を遵守し、定期的な工場監査を行うなど、人権への配慮も窺えます。
取扱い:メンズ/レディース/キッズ/シューズ/バッグ/雑貨
17.VEJA(ヴェジャ)
セレブたちにも愛用が多い、フランス発のシューズブランド。
靴の製造にはオーガニックコットンや、廃棄されていた魚の皮を使用したリサイクル素材であるヴィーガンレザーを使用しています。
非常に透明性のある企業で、これらの素材は調達元までたどることが可能で、生産過程におけるコストも公式サイトに明記されています。
また、サプライチェーンにおいても、労働環境の調査とルールを徹底しており、環境だけでなく人権にも配慮されたブランドです。
取扱い:レディースシューズ/メンズシューズ/キッズシューズ
18.ETICA(エチカ)
(画像出典:Etica)
ロサンゼルスに拠点を置く、レディースデニムウェアブランド。
デニム生産の上で、サスティナブルな素材や液体インディゴ染料を使用することで、
業界標準よりも90%少ない水、63%少ないエネルギー、70%少ない化学物質の使用量で生産しています。
ゴミ削減のため、オフィス環境においてもプラスチックストローやカップの廃止を行い、
提携するデニムを編む工場は、材料工場から15分の距離にある工場を選択することで、現地生産による二酸化炭素排出を抑制しています。
取扱い:レディース
19.J.Crew(ジェイクルー)
オーガニックコットンやリサイクル素材など、多岐に渡るサスティナブル素材を使用し、
製造過程においても再生可能エネルギーやリサイクル水を使用しています。
そしてその工場はフェアトレード認定されており、労働環境もサスティナブルです。
ボランティアにも積極的で、小売価格の50%をパートナーの慈善団体に寄付を公言し、災害救済プログラムや慈善団体へ衣服の寄付などの活動も見られます。
長く使える、クラシックでシンプルなウェアが多いブランドです。
取扱い:メンズ/レディース/キッズ/シューズ/アクセサリー/バッグ/雑貨
20.Madewell(メイドウェル)
(画像出典:Madewell)
ご紹介済みのJ.Crewを母体とするブランドで、J.Crewよりもデニムとデニムに合わせるファッションアイテムに特化したウェアブランドです。
こちらもサスティナブル素材を使用したウェアを作り、NPO法人「Better Cotton Initiative」とともに、世界の綿花生産の改善にも尽力しています。
その他にも中古になった製品を、住宅の断熱材にリサイクルする活動も行っています。
労働環境にまつわるフェアトレード認定も続々と増やしており、2025年までにデニム製品の90%がフェアトレードによる生産とすることを目標としています。
取扱い:メンズ/レディース/シューズ/アクセサリー/バッグ/雑貨/コスメ
【3】まとめ
海外のサスティナブルブランド、いかがでしたでしょうか?
ご存知のブランドもあったかと思います。
意外と身近に増えつつあるサスティナブルブランド、次に服を購入する際に気にかけてみてくださいね。