最近ではデザインによるジェンダーの壁がなくなりつつあり、ユニセックスで着用可能なアクセサリーブランドが多くなってきました。
派手すぎずベーシックに偏る大人の着こなしを格上げする、そんな隠し味的スパイスのような役割のアクセサリー。
今回は誰もが知っている王道ブランドから、知る人ぞ知る個性派、玄人好みの6ブランドを集めてみました。
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【1】はじめに
ここでブランドをご紹介する前に、「そもそもアクセサリーの種類ってどんなのがあるんだっけ?」という方のために
ざっとアクセサリーの種類をおさらいします。
顔周り
イヤリング
(画像引用元:THE ZOE REPORT)
日本では耳に穴が空いていない方向けのアクセサリーを指す言葉として用いられることが多いです。
イヤリングはパーツが大振りのタイプに比較的使われること多い名称です。
ピアス
(画像引用元:STYLE MANN)
ピアスは日本独自の名称ですが、耳に穴が空いている方のみ着用できます。
耳に穴を開ける必要がありますが、金具部分が小さいため、非常に多くのデザインが選べるのが利点ですね
キャッチと呼ばれる受け手側のみ紛失してしまうリスクなども伴います。
イヤーカフ
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近年一気に市民権を得てきているイヤーカフ。
C型になっていて耳にはめるような形状のアクセサリーをイヤーカフと呼びます。
利点としては、
・耳に穴を開けなくても良い
・大振りから小ぶりなものまでデザインが割と広い
・同じ挟むタイプのイヤリングと比較し、軽いため痛くなりずらい
様々なメンズブランドがイヤーカフを最近出しているので、耳に穴を開けたくない、かといって大振りなイヤリングは主張が強すぎるという方におすすめです。
首周り
ネックレス
(画像引用元:HIGH SNOBIETY)
ネックレスは首につけるもの全般を総称するため、ペンダント、チョーカーも含む場合が多いようです。
アクセサリーという枠の首周りに付ける物の大きな枠と捉えて頂ければ問題なしです。
チョーカー
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今まではレディース中心に人気でしたが、最近はお洒落なメンズも着用されるようになりました。
厳密にいえばネックレスの種類のひとつですが、デザイン面の違いとして
ネックレスの中でも首に沿って巻きついたようなデザイン(ネックレスより短め)のものがチョーカーと呼ばれます。
素材は金属からデニム、シルク、色・形も様々なので自由度が高いのも魅力的ですね。
腕周り
ブレスレット
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ブレスレットは手首につけるアクセサリーを指します。
下記のバングルとの最大の違いは留め具がある点です。
留め具で止めるため、メンズレディースともに小振り、細身のデザインが主流です。
バングル
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ネイティブ、インディアンアクセなどの流行のため、近年よく見るアクセサリーの一つですね。
正確な定義としては、金属、木材等が円形に輪になっている物のことを呼ぶ言葉ですが
日本では輪になっているタイプも隙間の空いたタイプも含め、留め具がないものがバングルと呼ばれています。
デザインもゴツく男らしいものが人気でアクセサリーを主役に持って来たい方にオススメです。
手足周り
リング・指輪
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今更説明は不要のアクセサリーですね。
指につけるアクセサリーを総称してリング・指輪と呼んでいます。
最近ではサイズを気にしないで着用可能な、輪っかの一部に隙間が空いているフリーサイズリングなども人気です。
トゥーリング
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まだまだ日本では、特にメンズの間ではまだまだ少数派。
基本的に足の指に付けるもの全般をさしてトゥーリングと呼んでいます。
元来インドの伝統的装飾品でしたが、今では海外レディースセレブやサーファーを中心に人気が高まっています。
【2】おすすめメンズアクセサリーブランド6選
1. Gucci(グッチ)
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幅広い世代に愛され、ファッショニスタの間で現在最もポピュラーと言っても過言じゃないブランドGUCCI。
GUCCIは1921年グッチオ・グッチに高級皮革製品を扱う会社として設立されました。
品質を保証するためにデザイナー自身の名前をブランドに掲げたのはGUCCIが世界初といわれており、ブランドの元祖と位置づけられています。
2015年にディレクターにアレッサンドロ・ミケーレが就任しイタリアらしいクラシックなGUCCI像を刷新し、
ジェンダーレスでデコラティブといった斬新なGUCCI像を確立しました。
ここから世界中で一気に人気が再燃し、世界中のファン、そしてセレブに愛されるブランドに。
デザイナーが変わったことで、アクセサリーも従来のロゴデザインからアニマルモチーフなどPOPなデザインが多くなりました。
ブランド色が強すぎないデザインも多いため、全身のコーディネートを崩すこと無く、さり気なくGucciを取り入れることができます。
タイガーモチーフの彫りの間にブルーエナメルが流し込まれたリング。
POPでGucciらしい遊び心が詰まったデザインですね!
カットアウトGGロゴが全体施されゴシック調あふれるデザインですが、
細いタイプのバングルのためそこまで主張しすぎないため、さり気なく大人っぽくロゴを取り入れたい方にオススメの1本です。
2. Maison Margiela(メゾン マルジェラ)
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1988年、パリにてマルタン・マルジェラにより「メゾン・マルタン・マルジェラ」として設立されたファッションブランド。
ブランドの成功とは裏腹に、デザイナー本人のマルジェラは表舞台へほとんど現れなかったことで有名です。
メディアへのインタビューは全て書面を通して行われ、顔写真もほとんど公開せず匿名性を貫き、日本ではそんな神秘性も相まって人気を誇っています。
2015年「メゾン・マルジェラ」へ改名し、皆さんご存知の通りコンセプトによってラインを作り
ナンバリングをしており「0」「1」「4」等○で囲われています。
今回ご紹介するアクセサリーラインは主に「11」「12」です。
11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
12 – ファインジュエリーのコレクション
ロゴが反転されたデザインのリング。
リング内側にも全く同じ刻印を入れていることも、”反モード”を掲げたマルジェラらしいギミックが詰まっていますね。
ここから日本ではまだまだ知られていない玄人好みのブランドをご紹介していきます。
知名度がまだ追いついていないだけで、クオリティはビッグメゾンに負けず劣らずなブランドが世界にはたくさんあります!
ダイヤの原石を拾うような感覚でお気に入りを是非探してみましょう!
3. Le Gramme (ル グラム)
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建築業界で活躍していたアドリアン・メシエと、メゾンブランドでジュエリーのデザインを担当していたエルワン・ル・ルエによって設立された、Le Gramme (ル グラム)。
フランス語で“重量”を意味するジュエリーブランドで、フランスを拠点とし活動しています。
ソリッドな見た目が目を引くアイテムの数々は、ブランド名からも分かるように、それぞれ“重さ”がデザインされ刻印されています。
「ブランドネームにあるように、我々のプロダクトは重さを表す『グラム』によってバリエーション豊富に作られているんです。
当然のように、同じ素材でもグラム(重さ)が変われば物体の質量は変化します。
つまり、バングルとしてのフォルム(型)を統一しながら、グラムの変化に応じてシェイプ(シルエット)を変えていく。
一見するととてもシンプルなバングルでも、プロダクトに『グラム』という概念を与えることで幅広いデザインが可能になるんです」
とデザイナーは語っています。
なかなかユニークな発想で、デザインもシーンを問わずなのでオンオフ共にガンガン使えそうなアイテム群ですね。
21gと刻印されていますが、グラム数はすべて奇数で統一されているようです。
美しい建築やアート作品は長さ等奇数が深く関わりを持っていることが多いため、とデザイナーは語っています。
モナリザなどappleのロゴなどもフィボナッチ数列だと言われますよね。
4. Emanuele Bicocchi (エマヌエーレ・ビコッキ)
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トスカーナ州フィレンツェ生まれのメンズジュエリーデザイナーEmanuele Bicocchi (エマヌエーレ・ビコッキ)によって、2006年に設立されました。
出身フィレンツェのバロック美術、グラムロック等がベースとなっており、程よくリラックス感漂うエレガンスな絶妙なバランスが魅力です。
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近年では、ファッションアイコンとして世界中から支持される、Billie Eilish (ビリーアイリッシュ)やRihanna(リアーナ)なども着用しますます人気に火が付きました。
5.Pearls Before Swine(パールズ ビフォー スワイン)
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Pearls Before Swine(パールズ ビフォー スワイン)は2005年にデザイナーはHimo Martinによりカナダ・モントリオールにて設立されました。
※ブランド名Pearls Before Swine=「豚に真珠」、という意味です。
ジュエリーを通じて、美しさの概念を再定義しており木のトゲや枝、錆びれた釘など、
普段見落としがちなアクセサリーと関係のない意外なものから美のインスピレーションを得ています。
あえて未完成な印象を作り出すことで、デザインの根底にある不完全さを表現しているといいます。
有機物がデザインのモチーフに多く、曲線的なデザインには思わずうっとり。
ユニセックスデザインが好きなメンズにイチオシのジュエリーブランドです。
6. Bleue Burnham (ブルー バーナム)
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ザイナーみずからの名を冠したBleue Burnham (ブルー バーナム)は、リサイクルメタルをフィーチャーして立ち上げられた英国のアクセサリーブランドです。
英国で過去に起こったカウンター カルチャーからデザインのエッセンスを引き出し、彼の遊び心が十分に感じられる魅惑的な現代風アイテムへ昇華されています。
環境科学にで持続可能な環境について学んだBleue Burnhamはコンセプトにサステナビリティを掲げ、販売される全ての商品をリサイクル材で包装しています。
また1点販売される毎に木を1本植樹するという取り組みに、エシカルな彼の物づくりへの情熱が伺えますね。
【3】まとめ
いかがでしたでしょうか?
特にメンズの方はこだわりが強く、服以上にアクセサリーは好みがはっきり分かれると思います。
今回は王道ブランドと玄人好みのブランドをご紹介しましたが、まだまだ紹介しきれないほど世界中には素敵なブランドがたくさんあります。
ぜひ納得の行く自分だけのアクセサリーを見つけてみてください!