過剰生産をされた商品が溢れかえる現代のファッション業界。
特に消費者が「安い」と思う価格帯のファストファッション等は
生産上の都合などもあり、多く作られてしまっています。
結果、売れ残ったものは次々に処分され過剰消費が後を絶ちません。
商品に「価値」があればこそ、過剰消費はされないのではないでしょうか。
スイスメイドブランド「Bourgeoisie」
BOURGEOISIE（ブルジョワジー）は2018年3月、スイスのジュネーヴで創業。
ブランド創業と同時にリリースした9種類のキャップは
ラグジュアリーファッションを好むファッショニスタやセレブを中心に熱い支持を得て、
瞬く間に世界中に認知されていきました。
勤勉できめ細かさを美学とするスイスの文化にインスパイアされて生み出される作品は
エレガントでハイエンドな質感を纏いモードスタイル、ストリートスタイルなど
コーディネートに奥行きを持たせます。
BOURGEOISIE（ブルジョワジー）は「手に取りやすい」値段、
生産数限定でクオリティーの高い商品を提案しており
キャップが主体となるコレクションは全て
デザイナーであるMr. Bourgeoisieの細部まで宿るこだわりが詰まっています。
着用者の手に渡るまでを考え、パッケージのディテールまで気にしていると語っています。
インタビューで彼は、こう語りました。
「BOURGEOISIEとはフランス語で「手の届かなさそうなものを求める精神」を意味し
私が育ったストリートカルチャーとスイスのエレガントでハイエンドな国柄をかけわせたのが
このブランドのコンセプトです。」
デザイナーであるMr. Bourgeoisieとは一体どんな人物なのでしょうか？
Mr. Bourgeoisie
彼は幼少期からファッションを好み、14歳の頃
自宅でプリントを印刷したオリジナルのTシャツを学校で販売していました。
その出来事が彼のデザイナーとしての原点だったと語っています
それ以来、常にファッション業界と隣り合わせて生きてきた彼は、
28歳の頃にBourgeoisieのコンセプトに辿り着きブランドの創設を決めました。
Mr. Bourgeoisieは、近年のファッション業界の形骸化された過剰生産、
過剰消費を嘆き、価値を見出すべきであると語っています。
「BOURGEOISIE」とはマルクス主義における資本家階級を表す言葉ですが、
彼は”一見不可能だと思われることを望み、追い続ける”という
現代のファッション業界に一石を投じる強い意志を込めているとも語っています。
今まで日本未入荷だったBourgeoisie。
ますますMr. Bourgeoisieの活躍に注目です。
最後に、エレガントでハイエンドなキャップをご紹介します。
おすすめキャップ 3選
1. The Don’t Hate Collection「Don’t Hate Cap」
大きな赤いハートの刺繍が特徴的なこのキャップ。
全身モードスタイルのアクセントにも、ストリートスタイルにももちろんしっくりくる万能なアイテムです。
敢えて不揃いにしている刺繍がありきたりなモチーフのハートを
一段上のファッションモチーフに進化させています。
デザイナー本人も定番で「ベストセラー」商品と語っています。
2. The Monkey Talks Collection「Money Talks Cap」
$マークのマスクをしたパンダがかなりインパクト大で、
アーティスティックなキャップです。
このキャップ単体で主役クラスの活躍ぶりが期待できます。
モードはもちろん、スポーツMIXに取り入れてみるのもおすすめです。
ちょっとハズしたい、そんなコーディネートにも。
3. Jalousie Cap
Jalousieと筆記体の刺繍がデザインされ、全体的にデストロイ加工されています。
ボディがブラックのため、一見シンプルなキャップに見えますが
デストロイ加工部分が緻密に計算されているかのように柄刺繍のようにも見えます。
全身モノトーンスタイルでも他人と差を付けたい方におすすめです。
今年、遂に日本で展示会に参加したMr. Bourgeoisie。
そこで２年間完成までに費やしたスニーカーコレクションが披露されました。
日本人の物作り精神とも似た情熱でハイクオリティーな作品を生み出すMr. Bourgeoisieからますます目が離せません。
他のBourgeoisie商品はこちらからどうぞ。
