暖かくなったこの季節。
春夏おしゃれアイテムのひとつ、ワンピースをご紹介します♪
【1】はじめに
暖かい風が吹くようになると着たくなるワンピース。
ふんわり、軽やか。
女性らしさが出るアイテムで、勝負服にしている方も多いのでは?
また、忙しくてトップスやボトムスを考える時間がない!!って時でも1枚でコーディネートが決まる万能さも魅力的ですよね。
フォーマルからカジュアルまで様々なシーンで使えるためクローゼットに一着は入っている方も多いと思います!
そんなワンピース、みなさん何を重視して選んでいますか?
着心地?デザイン?
実は丈の長さでも印象がガラリと変わります!!
今回は、春夏に着たいワンピースを【丈別】にご紹介します♪
【2】ワンピースの歴史
普段何気なく着用しているワンピース。
その歴史を見てみましょう。
元々は古代の身頃とスカートがひとつなぎになった衣服で、その頃の衣服は男女の区別がありませんでした。
接着や縫製技術の無い時代だったため、麻などの植物繊維を編んだ一枚布をそのまま身体に巻きつけ、
時にはピンや帯を使って着用していたようです。
古代ギリシアではこのような服を「キトン」、古代ローマでは「トーガ」と呼ばれていました。
やがて、トーガが男性用の衣服となり、女性はギリシア時代の衣服を踏襲していったことで、
衣服に男女の区別がつくようになりました。
時代は流れ、十字軍の戦争が起こり、戦いへ行く男性用の服と家を守る女性用の服により、
さらにはっきりとした衣服の差がつき、女性用の長い丈の衣服がワンピースとして変革されていくのです。
縫製技術が進みだすと、ウエストを締め、装飾を施した女性らしいデザインのワンピースが登場。
18世紀ヨーロッパではスカートの下にパニエを仕込んだ豪華なスタイルが流行しました。(マリーアントワネットが代表的ですね)
そして第一次世界大戦が始まると、男性は戦いへ向かいました。
街からは男性が消え、家を守っていた女性も社会で働かざるを得ない状況となりました。
結果、女性の社会進出が進み、女性服にも機能性が求められ、活動に適した短い丈のものが現れはじめました。
その後、ココ・シャネルなど多くのデザイナーが登場。
名だたるデザイナー達によりワンピースのデザインや装飾がさらに進化し、今の時代に引き継がれていきました。
【3】豆知識
ご存知の方もいるかしれませんが、実はワンピースは「和製英語」なんです!
英語で書くと「one-piece」なので一見普通の英語のようですよね…!
でもこれだと「一枚布でできている洋服全般」のことを指してしまい海外では全く通じません!(悲しい!)
では、英語の正解はなにかというと…
「dress(ドレス)」です!!
日本でドレスというと、きらびやかでパーティーに着るものというイメージが強いですよね。
海外ではパーティーで着ていくものも「ドレス」(party dressともいいます)、わたしたちでいうワンピースも「ドレス」なのです!
そのため、海外や外国の方と話す際は、「ドレス」で伝えるようにしましょう♪
ただ、日本で「ドレスほしい~」とつい言ってしまうと、セレブ女子感が出てしまうのでご注意ください☆
【4】丈別ワンピース特集
ここからは本題に入り、丈別でワンピースを紹介していきます!
1.ミニ丈
膝上10cm以上のワンピース。
キュートな印象で脚長効果も抜群です!
アクティブに見せたい日はミニ丈で決まりですね!
春はパステルカラー、夏はビタミンカラーのものを選ぶと季節感が増します♪
パステルカラー・・・淡く優しい色。ラベンダーや今季トレンドのセルリアンブルーなど。
ビタミンカラー・・柑橘系に見られる明るい色。イエローやオレンジなど。
ブラックやネイビーなどシックなカラーのものだと可愛くなりすぎないですよ。
露出が少し気になる方は、春先にはタイツを履いてもGOODです◎
暖かい、暑い季節だからこそより楽しめる長さではないでしょうか。
(BRAND:ステラマッカートニー/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:ヴァレンティノ/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:サルヴァトーレ フェラガモ/引用元:ファッションプレス)
2.膝上丈
名前のとおり、膝が出る丈のワンピース。
ガーリーな印象で、ミニスカートはちょっと・・・という方にオススメの丈です。(男性にも人気の丈かも…?)
幅広い世代に着こなせるところが魅力のひとつです!
ほどよい脚見せでデートや女子会にもピッタリ♡
シューズと合わせるとカジュアルに、パンプスと合わせると上品なスタイルに。
ミニ丈よりは長いですが、膝が見えているのでスッキリと見えますね♪
(BRAND:シャネル/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:マリナリナルディ/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:プラダ/引用元:ファッションプレス)
3.ミディ丈
膝が隠れる丈のワンピース。
フランス語の「midi」に由来し、英語のミドルと同じく「中間」という意味があります。
膝下丈、レギュラー丈とも言われます。
清楚できれいめな印象が魅力的。
シフォン素材だと柔らかくより女性らしさがアップし、タイトだと大人っぽさがでるので、素材や形選びも重要です!
過度な露出がNGなオフィスカジュアルに適した丈なので、大人女子にオススメです♪
パンプスやショートブーツと相性がいいですよ。
(BRAND:マリナリナルディ/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:エルメス/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:ジョルジオアルマーニ/引用元:ファッションプレス)
4.ミモレ丈
ふくらはぎにかかる、またはふくらはぎの中間あたりまで隠れる丈のワンピース。
こちらもフランス語の「mi-mollet」に由来しています。
「mi-」は中間、「mollet」はふくらはぎという意味です。
こちらは露出控えめで大人しい印象ですね。
マキシ丈だとバランスが取りにくい低身長さんや、スカートが苦手な方でもチャレンジしやすい丈ではないでしょうか。
また、なんといっても、ふくらはぎの一番太い部分をカバーしてくれるのが嬉しいところ!
ウエストをベルトできゅっと締めてメリハリをつけるのも○
存在感の強いウエストマークをしたい場合は太めのベルトを選ぶのがオススメです。
(BRAND:セリーヌ/引用元:ファッションプレス)
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(BRAND:フェンディ/引用元:ファッションプレス)
5.マキシ丈
足首に当たる丈のワンピース。
「マキシマム(maximum)」の略称となります。
こちら夏の定番ですよね。
縦長シルエットが作られてボディラインがスリムに見えるのがポイントです!
今季トレンドカラーのアースカラーのものを選ぶと、ヘルシーなスタイルに、
柄物を選ぶと華やかさが出るので、リゾート地にピッタリ♪
また、多少の風には負けないので海辺などにもいいですね♡
アースカラー・・・大地や植物などの地球の自然物を表した色。カーキやブラウンなど。
丈が長いので、ヘッドアクセサリーや大ぶりのネックレスをつけると全体のバランスがよくなるのでオススメです。
また、髪型はアップでまとめると首周りがスッキリと見えますよ!
露出が少ないので、バックシャンのデザインのもので抜け感を出すとナチュラルな色っぽさがでます。
バックシャン・・・英語の「バック(背中)」とドイツ語の「シャン(美しい)」を掛け合わせた和製英語。
背中が大胆に露出されていて、後ろから見てもデザイン性のある洋服のこと。
(BRAND:ディオール/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:クロエ/引用元:ファッションプレス)
(BRAND:クロエ/引用元:ファッションプレス)
【5】おわりに
いかがでしたでしょうか?
メイクやヘアセットで毎朝の準備に時間がかかる女性にとって、最強アイテムであるワンピース。
その日の気分やTPOに合わせて、選んでみてくださいね♪