2021AWから、最新のトレンドを調査!
スタイルとアイテムを丸ごと解説します。
【1】2021AWのメンズ注目スタイル
まだまだ2020年秋冬のシーズンですが、あっという間に2021AWコレクションが発表されています!
次の秋冬シーズン、メンズファッション注目のスタイル・アイテムをコレクションから調査してきました。
2021AWの注目スタイル
■ ビッグシルエット
■ コージースタイル
■ レイヤードスタイル
■ ミックススタイル
2021年秋冬は新型コロナウイルスの影響で、未だにファッション業界も大きな影響を受けています。
その影響もあり、継続トレンドが多く、そしてご自宅ライフでも楽しみやすいファッションが多い印象です。
この注目のスタイル、それぞれ実際の2021AWコレクションの写真と共に解説していきます。
1.ビッグシルエット
BRAND(写真順):チルドレン オブ ザ ディスコーダンス / バレンシアガ / エイティーズ(画像出典:ファッションプレス)
近年の90年代ストリートファッションのトレンドに伴って支持を得たビッグシルエット。
そろそろトレンド終了の兆しかと思われていましたが、2021年AWにもバッチリ登場!
御覧の通り、ストリート系のブランドを主軸に、まだまだビッグシルエットは継続トレンド。
テーラードやシャツ、センタープレスパンツなど、キレイめアイテムを使用したビッグシルエットが今季のオススメです。
2.コージースタイル
BRAND(写真順):アンダーカバー / エムエスジイエム / キートン(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
レディースでも2021年はコージースタイルがトレンドスタイル。
Cozy=「居心地の良い」の意味で、リラックスムードと着心地の良さを重視したファッションのことです。
ニットやTシャツ、ジョガーパンツなどカジュアルアイテムで、テーラードスタイルを崩して緩ませたコーデが目立ちました。
写真エムエスジイエムのように、スウェット&トラックパンツもアリ。
かっちりしたテーラードももちろんOKですが、どんな風に崩してコージーにするかが、コーデのポイントになりそうです。
3.レイヤード
BRAND(写真順):プラダ / エルメス / ドリスヴァンノッテン(画像出典:ファッションプレス)
秋冬と言えば、なレイヤードスタイルは2021年秋冬も注目のトレンドスタイル!
オシャレは我慢という時代は過ぎ、レイヤードでオシャレも暖かさもイイとこ取りするのが2021年流。
ハイネックやタートルネックのレイヤードで、カラーや柄を遊んだコーデがアツい!
パーカーの上にTシャツをレイヤードしたブランドや、シェルジャケットにニットのベストを重ね着したブランドもありました。
色んなレイヤードを楽しめるウェアを購入したいですね。
4.ミックススタイル
BRAND(写真順):イザベルマラン / エトロ / ルイ ヴィトン(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
春夏でも多かったミックススタイルは、2021年秋冬も継続トレンドです。
トレンドアイテムであるブレザーに、カジュアルアイテムをプラスしたミックススタイルがコレクションに数多く登場しています。
写真イザベルマランやエトロのような、スポーツミックスも◎。
幅広い組み合わせが楽しめるので、オシャレさんは今季、是非取り入れて欲しいですね。
注目スタイルは以上になります。
それでは、これらのスタイルを念頭に置きつつ、2021年秋冬のトレンドアイテムをご紹介致します!
【2】2021年秋冬のメンズファッショントレンド22個
1.MA1
BRAND(写真順):キートン / イザベルマラン / プラダ(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
春夏のアウタートレンド筆頭だったブルゾン、MA1。
秋冬でも大活躍間違いなしのトレンドアウターです。
写真キートンのように、キレイめスタイルの上に羽織って“ハズ”すのもオシャレですよね。
もちろんベーシックにカジュアルコーデの上に羽織るのも◎。
コレクションではカラーや柄で遊ぶデザインが多いので、ベーシックなMA1よりも
2021年秋冬はこだわりデザインのMA1を選びたいですね。
2.チェスターコート
BRAND(写真順):エルメネジルド ゼニア / ミッソーニ / ルード(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
秋冬の定番コート、チェスターコート。
2021年秋冬は、ひざ丈前後くらい、またはひざ下くらいまでのロング丈がトレンド感。
カジュアルからキレイめまで大活躍のチェスターコートは、秋冬のヘビロテアウターにバッチリ。
ひざ下丈のロングチェスターコートは着こなしの難しいデザインですが、ゆるっと着流すと抜け感◎です。
後ほどご紹介しますが、今季はベルトオンで着るのがオススメ。
3.ブレザージャケット
BRAND(写真順):ブルネロクチエリ / キートン / エチュード(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
近年の安心トレンドアウター、ブレザージャケットは2021年秋冬も継続トレンド。
昨年はセットアップのコーデが多かった印象ですが、今季はミックススタイルがオススメです。
2021年秋冬コレクションでは、パーカーやデニムなど、カジュアルやスポーティーと合わせるミックススタイルコーデが大豊作。
全体がカジュアルコーデでも、ブレザーを羽織るだけで旬なメンズトレンドコーデになります。
シューズに革靴を選ぶのもミックススタイルに◎ですよ!
4.サファリジャケット
BRAND(写真順):ブリオーニ / ゲーエムベーハー / リースクーパー(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
近年のファッショントレンド“実用性と機能性”を体現するようなアウター、サファリジャケット。
昨年にも見られたトレンド傾向ですが、今季は“サファリ感”が落ち着いたデザイン傾向です。
写真ブリオーニは素材でオトナシンプルなデザイン、ゲーエムゲーハーはジッパーでロックテイストなデザイン。
今季は素材や柄、カラーで“脱・サファリ感”のあるものを選びましょう。
5.ベルトアウター
BRAND(写真順):エルメネジルド ゼニア / ロエベ / ルイ ヴィトン(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
昨年レディースでトレンドだったウエストマークのアウター、ベルトアウターがメンズにもトレンドの波としてやってきました!
コートの上に普通のベルトをコーデするブランドもありましたが、コートとセットでデザインされたアウターが多い印象です。
柔らかなコートに、ゆるっと巻いたベルトが抜け感あるトレンドアウター。
写真ロエベのように、差し色アイテムとして使うのもOK。
名脇役と言えど、トレンドコーデのポイントとして、2021年秋冬はこだわりを!
6.ボア&シアリングジャケット
BRAND(写真順):フェンディ / ミッソーニ / ポールスミス(画像出典:ファッションプレス)
2021年秋冬はファーよりも、毛足の短いボア&シアリングがトレンドあったかアウター。
今季は襟がボアやシアリングでトリムされたデザインがトレンド。
表に見えなくても、裏地がボアやシアリングのアウターも見られました。
レザージャケットやコート、ブルゾン、あらゆるアウターに見られる傾向です。
オシャレも暖かさも、両方大事にしたいメンズにうれしいトレンドですね。
7.オールインワン
BRAND(写真順):フェンディ / イザベルマラン / ゲーエムベーハー(画像出典:ファッションプレス)
急浮上したトレンドアイテム、オールインワン!
海外のファッショニスタの間では既にトレンドウェアとなっていますが、2021年秋冬ではコーデするブランドがより増えてきた印象です。
写真フェンディはリラックスムード漂うゆるっとオールインワン。
イザベルマランはデニム、ゲーエムゲーハーはレザーと、素材やシルエットによって雰囲気が大きく変わりますね。
コージーなスタイルにしても◎、ハイエンドで都会的なスタイルにしても◎です。
8.タートル&ハイネック
BRAND(写真順):ディオール / エルメス / アンダーカバー(画像出典:ファッションプレス)
レイヤードに最適な秋冬ウェア、タートル&ハイネック。
写真ディオールのように、シンプルに1着でコーデするのもアリですが、2021年秋冬はトレンドのレイヤード感を楽しむのがオススメ。
ぴったりめのタートル&ハイネックで、レイヤードのカラーとシルエットを遊ぶのも楽しいし
ゆるめのタートル&ハイネックなら、首元にオトナの抜け感漂う印象に◎。
レイヤード用に、複数カラーで購入すると今季コーデの幅が広がりますよ!
9.ニット
BRAND(写真順):ブルネロ クチエリ / アルナル マール ヨンソン / エチュード(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
寒い季節に欠かせない、ニットも定番安心のアイテム。
さすがの定番アイテムだけあって、ブランドによりデザインは様々でした。
比較的ケーブルニットが多い印象ですが、ダントツ!というほどの傾向でもないので、そこまで気にしなくてOKな気がします。
2021年秋冬は、レイヤードやミックススタイルに積極的に取り入れていきたいアイテムです。
10.ベスト
BRAND(写真順):エルメス / ブリオーニ / アンダーカバー(画像出典:ファッションプレス)
レイヤードスタイルに適したウェア、ベストも2021年秋冬のトレンドウェアです!
写真エルメスはクラシカルなニットベストで遊び心あるカラー使い。
ブリオーニはレザーでハイエンドなオトナムード、アンダーカバーはダウンでアウトドアなコーデ。
ベストと一言でくくっても、コーデとスタイルは様々!
自分のなりたいスタイルで、素材とシルエットを選びましょう。
11.コーデュロイ
BRAND(写真順):プラダ / トッズ / マッシモ アルバ(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
2020年も注目が集まった、コーデュロイが継続トレンド素材。
クラシカルな雰囲気と、見た目も柔らかで温かみあるコーデュロイは、まさに秋冬のマストバイ!
今季もアウターやトップス、ボトムスとあらゆるところにコーデュロイが使用されています。
セットアップやアウターをコーデュロイにすると、クラシックな印象が強いので
写真プラダやトッズのように、グローブやバッグなどの小物で都会的なコーデに寄せるのがオススメ。
12.デニム
BRAND(写真順):ブリオーニ / エムエスジイエム / イザベルマラン(画像出典:ファッションプレス)
テーラードのトレンドが台頭し、わずかに下火だったデニムが帰ってきました!
昨年秋冬よりも、デニムの使用率が確実にアップしています。
2021年秋冬はジーンズはもちろん、デニムジャケットもアリ。
デニムジャケットはレイヤードのアクセントに使用するブランドが多い印象です。
ジーンズも復活!
BRAND(写真順):ポールスミス / ドリス ヴァン ノッテン / ルイ ヴィトン(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
ジーンズはスキニーよりも、レギュラー~ワイドのシルエット、色味はライトウォッシュがトレンド感。
後ほどボトムス編でご紹介する、センタープレスのジーンズも多かったですよ。
(写真ドリスヴァンノッテンもセンタープレスですね!)
ミックススタイルとして、ブレザーや革靴に合わせたコーデが今季オススメ。
13.レザー
BRAND(写真順):ボラミー ビジュアー / キートン / ミッソーニ / ドリス ヴァン ノッテン(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
メンズの定番でありながら大本命、レザーは2021年秋冬も花丸のトレンド素材でした!
ベーシックなレザージャケットの他、トレンドのブレザージャケット、MA1、パンツもレザー使用OK。
秋冬はニットやボアの、“ボヤけがち”な素材に合わせてコーデのスパイスにしたいですね。
トレンドのアウターをレザーで取り入れるのもGOOD。
14.異素材ミックス
BRAND(写真順):アルナル マール ヨンソン / エチュード / ア コールド ウォール(画像出典:VOGUE)
ここ数年コレクションに姿を見せる、異素材ミックス。
2021年秋冬も、まだまだ継続トレンドとなりそうです。
以前よりも“ミックス”感に落ち着きが出てきており、
一見するとレイヤードに見えるようなデザインや、柄やカラーによるミックスが増えてきた印象です。
普段使いの難易度が高いと感じる方は、ミックス感の薄めなものを選んで。
15.カーゴパンツ
BRAND(写真順):メゾン ミハラ ヤスヒロ/ チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス / リースクーパー(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
ミリタリーからアメカジ、アウトドアファッションの定番カーゴパンツ。
2021年秋冬の中では少なめなのでトレンド感はそこまでですが、やはり定番アイテムとあって安心の使い勝手です。
サファリジャケットやベストなど、アウトドア感の強いアイテムと合わせたり、チェック柄でアメカジ感を出したり
“オトコらしい”コーデに最適です。
16.ジョガー
BRAND(写真順):アルナル マール ヨンソン / グレッグ ローレン / ルード(画像出典:VOGUE)
もはや定番アイテムとなったジョガーパンツは、コージースタイルにビシッとハマるトレンド。
コーデ全体をリラックスムードでまとめても抜け感あるトレンドコーデに、
ブレザージャケット等のキレイめアイテムとミックスコーデしても、これまた旬コーデ。
写真アルナル マール ヨンソンとグレッグローレンは、カーゴポケットでデザインされたジョガーですが
リラックスムードを演出するなら、シンプルなジョガーでOK。
使い勝手バツグンなジョガーは、2021年秋冬のマストバイです!
17.スリットパンツ
BRAND(写真順):イザベルマラン/ ルイ ヴィトン/ オム プリッセ イッセイ ミヤケ(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
取扱いブランドはまだまだ少ないですが、今後の注目株なのがスリットパンツ。
ジェンダーレス化しつつあるファッション業界で、レディースのトレンドの流れが表れています。
さすがにスカートはまだ抵抗があるメンズも、さり気なくスリットの入ったパンツなら取り入れやすいですよね。
スリットパンツでソックスを見せたり、コーデの幅を広げてくれそう。
今後に期待したいアイテムです!
18.ワイドパンツ
BRAND(写真順):エルメネジルド ゼニア / ドリス ヴァン ノッテン / ルイ ヴィトン(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
ビッグシルエットと言えば外せない、ワイドパンツ。
ビッグシルエットはストリート系のブランドが主に展開していましたが、
エルメネジルド ゼニアやドリス ヴァンノッテン、ウェールズ ボナーなど
“ザ・ストリートブランド”ではないブランドでもワイドパンツコーデが見られました。
ストリートファッションとしてももちろんアリですが、コージースタイルやハイブリッドファッションとして取り入れるのも◎。
19.センタープレスパンツ
BRAND(写真順):エルメネジルド ゼニア / ボッター / フェンディ(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
2021年秋冬のボトムスは、センタープレスパンツが最大のトレンド候補!
スーツジャケットとのセットアップだけでなく、チノパンやジーンズなど、あらゆるボトムスがセンタープレスで展開されています。
2021年秋冬は、キレイめだけでなく、カジュアルなスタイルにもセンタープレス。
ブレザージャケットか、このセンタープレスパンツとのミックススタイルが、非常に多くのブランドでコーデされていました。
写真を見ての通り、今季のセンタープレスパンツのコーデ方法は、かなり幅広いです。
あらゆるスタイルに、キレイさをプラスしてくれます。
オシャレさんはコーデを考えるのが楽しくなること間違いなしのトレンドアイテムです!
20.アースカラー
BRAND(写真順):ドリス ヴァン ノッテン / トッズ / ルード(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
春夏でもトレンドだった、アースカラーは秋冬も大活躍の予感!
秋冬の素材と相まって、より柔らかさと温かみがあるコーデに仕上がります。
ブレザージャケットやチェスターコートなどの都会的なオトナアイテムも、アースカラーで今年っぽ感アップ。
全身アースカラーでまとめるコーデも、一部アースカラーのコーデも抜け感あってオススメです。
今季のウェアで、カラーに困ったらアースカラーで!
21.チェック
BRAND(写真順):トッズ / ポールスミス / オフィシン ジェネラル(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
寒いシーズンの大定番、チェック柄は2021年春夏も安定の地位!
チェックもタータン、ブロック、グレンなど、様々なデザインがあるものの、特にこのチェックがトレンドというほどの特徴はないようです。
強いて言えば、コーデに馴染みやすい小さめのチェックで、落ち着きのあるオトナコーデのブランドが多い印象でした。
小さめチェックは、コートやブレザージャケットで全体をオトナメンズな雰囲気にまとめるのがオススメ。
22.アートプリント
BRAND(写真順):ディオール / ルイ ヴィトン / ヘロン プレストン(画像出典:ファッションプレス・VOGUE)
2021年秋冬コレクションで注目のプリントが、アートプリント。
アートプリントと言うと幅が広くなってしまいますが、
自然を彷彿とさせるようなオリジナリティあるグラフィックを展開するブランドが多かったです。
また自然のグラフィックの他、人工物を含めた“風景”をモチーフとしたグラフィックも見られます。
現実の景色を感じられるグラフィック
BRAND(写真順):ディオール / アンダーカバー (画像出典:ファッションプレス)
春夏では美術的なアートプリントが印象的でしたが、今季は身近にあるような“景色”そのものがモチーフに。
グラフィック好きなメンズには、是非注目して頂きたいプリントです!
【3】まとめ
2021年秋冬のメンズファッショントレンド、いかがでしたでしょうか?
なかなかお出かけも気軽に出来ないシーズンですが、自宅時間でも楽しみやすいファッションが多かったですよね。
そしてコーデを考えるのも楽しめそうなスタイルばかり。
こんな時だからこそ、オシャレを楽しんで行きましょう!
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